快適で健康的な家

健康的な注文住宅を仙台で建てるために知っておきたい通気性・防水性・気密性・断熱性の説明や住宅会社の見分け方を紹介します。

仙台の注文住宅建築で重視すべき健康的な家づくり

健康的な家づくりで考えたいのが室内の空気をきれいに保つこと。それには計画的な換気と結露対策が大切です。

単純に外気を直接取り入れてしまうと室内の温度は快適になりません。断熱と気密性能が優れていて、換気システムによって空気の入れ換えをすれば、温度だけでなく湿度も快適に保つことができます。

また、結露や漏水は湿度に影響するだけでなく、カビなどの原因にもなります。その対策として床下や外壁などの防水対策もしっかりしておく必要があります。

断熱と気密性能だけしっかりした家だと、冬の結露が防げませんし、室内の空気が淀んでしまいます。通気性・防水性・気密性・断熱性のすべてが対策できてこそ、室内の空気も新鮮さを保ち、健康的な家になるのです。

家族の健康維持に欠かせない「シックハウス」対策

大切なご家族の健康を守る上でしっかりと予防したいのが「シックハウス症候群」です。シックハウス症候群とは、建築されたばかりの家の空気が汚れていることによって目や鼻への刺激・頭痛などを引き起こす症状を言います。

シックハウス症候群は、建材に含まれる化学物資が原因です。

例えば家屋の塗料に使われることの多い「ホルムアルデヒド」や、木材を白アリなどの害虫から守るために使う防腐剤などがあります。

こうした素材を使用せず、体に優しい無添加素材を使用していることも、健康的な家づくりの大きなポイントです。

以下より、現在無添加素材として建材で使用されているものをピックアップしてご紹介いたします。

天然石

使用場所…外・内壁、屋根

天然石には、地殻変動などによって生じた「変成岩」や、遥か昔、地球が冷えた時にできたという「火成岩」などがあります。

古くから残っているものが多く、体に優しい上に耐久性に優れた素材です。

漆喰（しっくい）

使用場所…外・内壁

保湿・放湿性に優れた素材で、湿気が多い時は湿った空気を吸い込み、乾燥している時には適度な潤いを与えてくれる優秀な素材です。

ほぼ不燃性の素材で作られていることから、建築基準にも適合した耐火性に優れた素材でもあります。歴史上の城などにも漆喰が使われていることが多いです。

また、漆喰に含まれる炭酸カルシウム成分は、埃汚れがつきにくい素材として知られています。万が一汚れてしまった場合にも、ローラーや消しゴムなどで簡単に消えるので、ご自身の手でお手入れが可能です。

無垢材（むくざい）

使用場所…ドア、キャビネット、フローリング

丸太から切り落とされた、自然そのままの木でできた建材のことを言います。塗料や薬剤を使わず、体に優しいありのままの素材です。断熱性があり、触れると木のぬくもりを感じられると人気があります。

無垢材は、経年劣化しにくく長く使うことができるだけでなく、使うほどに味が出てくるのが特徴です。

仙台市でシックハウス症候群の訴訟問題が起きていた！

過去に仙台市泉区で、シックハウス症候群をめぐる訴訟問題が起きています。

当時、分譲マンションに入居した4歳の女の子がシックハウス症候群にかかり、父親が大手不動産を相手に訴訟しました。

裁判は7年に及んだものの、残念ながら、結果は最高裁で敗訴という形に。莫大な訴訟費用が払えず、父親は自己破産。当時4歳だった少女が、18歳になり、代わりに92万円の支払いが命じられたのです。

万が一、こういった事態を避けるためにも、家の通気性、防水性、結露、カビ対策についても、注意しておいたほうがよいでしょう。

健康にこだわった注文住宅会社選びのポイント

通気性・防水性・気密性・断熱性・シックハウス予防がしっかりした家づくりは、住宅会社の施工力を見抜くことが重要です。

断熱性能は採用する工法や断熱材によって確保できますが、気密性能はディテールまで丁寧に仕上げなければ意味がありません。例えばコンセントの取り付け部分のような小さな隙間もしっかりガードしてくれるような業者なら信頼できると思います。

防水対策は、なかなか目につかいない部分ですが、窓枠など細かな個所まで対策してくれるか、確認してみるといいでしょう。

また、換気システムは設備によって特徴が異なります。単に外気をそのまま交換するのではなく、最新設備では熱交換器を通して給排気するものもあります。これなら温度・湿度とも調整できるので、梅雨時の湿気対策や冬の結露・乾燥対策にもなるのです。

さらに、シックハウス予防として無添加素材を使っているのかも重要です。どのような建材を使用しているのかも確認しておくとよいでしょう。

仙台の注文住宅会社の評判
まとめを詳しく見る