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注文住宅の工法について
注文住宅を建てるなら、間取りや価格にもこだわりたいですよね。建築技術の進歩で、どの工法も性能の差はほとんどありませんが、工法によって使用する建材、プランニングの自由度や価格が変わってくるのを知っていますか?こちらでは、各工法のメリットデメリットをお伝えします。
木造枠組壁式工法(ツーバイフォー / 2×4)
木造枠組壁式工法(ツーバイフォー / 2×4)は、2インチx4インチの規格材を使用することから名づけられました。1インチ約2.54㎝なので、使用する規格材は縦5.08cm(2インチ)、横10.16㎝(4インチ)になります。この規格材と面材を組み合わせて枠組みをつくり、壁や天井など面全体で構造を支えます。大きなサイコロを組み合わせるイメージです。
使用する建材
2インチx4インチの規格材
メリット
- 面で支えることから柔軟性があり、耐震性・耐風性に優れている
- グラスウールや石膏ボードを使用するため、耐火性がある
- 気密性が高い
- 準備した材料を組み立る工法のため、工期が短い
デメリット
- 規格が統一されているため、リノベーションが難しい
- 気密性が高いためカビや結露が発生しやすく、換気システムが必要
- 基礎から上へと作業が進められるため、雨の被害に遭いやすい
木造軸組工法
日本で昔から採用されている工法も発展しました。柱に梁を組み合わせて建てることから軸組工法といい、在来工法や伝統工法とも呼ばれます。寺社仏閣などにも採用されている歴史から、日本の気候風土に合わせて発展してきたと言えます。
使用する建材
木材
メリット
- 間取りに合わせて柱と梁を備えるため、間取りの自由度が高い
- ライフスタイルに合わせてリフォームがしやすい
- 木造枠組壁式工法(ツーバイフォー / 2×4)と比較し、大開口を設けやすい
デメリット
- 面で支える木造枠組壁式工法(ツーバイフォー / 2×4)と比較すると、耐火性・耐震性が低い
- 他の工法と比較し、工期が4か月間~半年間と長い
- ハウスメーカーや職人の腕や経験に任せるところが大きい
軽量鉄骨造
軽量鉄骨造とは鉄骨造の一種で、柱や梁、筋交いといった建物の骨組みに鉄骨を使用する構造のこと。厚さ6mm未満の鋼材を使用した規格化された材料を生産したのち、現場で組み立てます。工場での大量生産が可能なことから、建築にかかる費用を抑えることが可能で、工期も比較的短期で済むことが特徴です。メーカー側としては安定した品質を保つことが可能になるため、戸建て住宅だけではなく2階建てのアパートに多く採用されています。
使用する建材
厚さ6mm未満の鋼材
メリット
- 鉄骨造であり、耐震性が高い
- 耐久性が高い
- コストを抑えることができる
- 工期が短い
デメリット
- 鉄骨造のため夏は暑く、冬は寒く結露になりやすい
- 他の工法と比較し、防音性が低い
- 柱と梁に筋交いを加える「ブレース構造」のため、間取りの自由度は低い
重量鉄骨造
厚さが6mm以上の鋼材を骨組みに使用しています。大型のマンションや高層階ビルなどで多く採用される工法です。軽量鉄骨造と同様に、工場で柱や外壁パネルなどの建築部材を大量生産することが可能。そのためコストを抑えることが可能となり、品質の安定や工期の短縮も実現します。
使用する建材
厚さが6mm以上の鋼材
メリット
- 筋交いを必要としない「ラーメン構造」のため、大開口を設けやすい
- 鉄骨も壁も厚くなるため、防音性に優れる
- 法定耐用年数が34年と長い
- 高階層の建築が可能
デメリット
- 建築コストが高い
- 地盤の補強工事が必要なケースもある
- 鉄骨造のため夏は暑くて冬は寒く結露になりやすいため、換気システムが必要
鉄筋コンクリート造 / RC造
柱や梁など強度が必要な部分に、鉄筋でできた枠型にコンクリートを流し込んだものを用います。鉄筋は引っ張る力に強く、コンクリートは圧縮に強いことが特徴です。それらを組み合わせているため、しっかりとした構造になります。鉄筋とコンクリート自体が重いため、中低層の建築物で採用されることが多い工法。経年劣化や地震で傷やひび割れが発生しても、補修剤等を注入することで直すことが可能であり、メンテナンスしやすいことも。コンクリートを流し込む工程が増えるため、コストは高くなります。
使用する建材
鉄筋、コンクリート
メリット
- 鉄筋が持つ引張力とコンクリートが持つ圧縮力が支えるため、耐震性が強い
- 木造工法と比較し、遮音性が高い
- 不燃性が高く、耐火性に優れている
- 筋交いを必要としない「ラーメン構造」のため、大開口を設けやすい
- メンテナンスがしやすい
- 法定耐用年数が47年と長い
デメリット
- コンクリートが既定の強度に固まるまで時間が必要であり、工期が長い
- 構造自体が重いため、地盤の補強工事が必要になるケースもある
- 鉄骨造のため夏は暑くて冬は寒く結露になりやすいため、換気システムが必要
木質系プレハブ工法
木質系プレハブ工法とは、木材の枠組に合板を張った建物の部材をあらかじめ規格品として工場で生産し、現場で組み立てて建てる工法をいいます。工期が比較的短くて済むことが特徴です。6面全てを面で包む一体構造の「パネル方式」が採用されています。パネル方式は外からの力を建物全体に分散させることが特徴で、耐震性・耐風性に優れています。また、気密性も高いので省エネルギー効果が高いことも。建物内壁には不燃建材の石膏ボードなどを使用するため、耐火性にも優れています。
使用する建材
木材を使用したパネル
メリット
- 面で支えることから柔軟性があり、耐震性・耐風性に優れている
- グラスウールや石膏ボードを使用するため、耐火性がある
- 気密性が高い
- 準備した材料を組み立る工法のため、工期が短くコストが抑えられる
デメリット
- 壁で建物全体を支える構造で規格が統一されているため、間取りの自由度は低い
- 気密性が高いためカビや結露が発生しやすく、換気システムが必要になる
- 規格品を使用するため、狭小地では工事が難しい
コンクリート系プレハブ工法
工場で生産された「プレキャストコンクリートパネル」を組み立てていく工法を、コンクリート系プレハブ工法といいます。プレキャストコンクリートパネルを現場で接合して組み立て、6面体の箱を作り、それらを組み合わせます。パネル方式は外からの力を建物全体に分散させることが特徴で、耐震性・耐風性に優れています。また、気密性も高いため省エネルギー効果が高いことも特徴です。建物内壁には不燃建材の石膏ボードなどを使用するため、耐火性にも優れています。
使用する建材
鉄筋、コンクリートを用いたプレキャストコンクリートパネル
メリット
- 面で支えるため柔軟性があり、耐震性・耐風性に優れている
- グラスウールや石膏ボードを使用するため、耐火性がある
- 気密性が高い
- 準備した材料を組み立る工法のため、工期が短くコストが抑えられる
デメリット
- 規格が統一されているため、間取りの自由度は低くリフォームが難しい
- 気密性が高いためカビや結露が発生しやすく、換気システムが必要になる
- 規格品を使用するため、狭小地では工事が難しい
ユニット系プレハブ工法
工場で部材をつくり、現場に運んで組み立てる工法をユニット系プレハブ工法といいます。職人の技術を必要とせず、ハウスメーカーは一定の品質を保つことが可能に。軽量鉄骨造でよく用いられています。
使用する建材
ユニット
メリット
- 多くが鉄骨造で面で支えているため、耐震性・耐風性が高い
- 耐久性・気密性が高い
- コストを抑えることができる
- ユニットを組み立てるため、工期が短い
デメリット
- 規格が統一されているため、間取りの自由度は低くリフォームが困難
- 気密性が高いためカビや結露が発生しやすく、換気システムが必要になる
- 規格品を使用するため、狭小地では工事が難しい
ログハウス
丸太を積み重ねた壁によって構成される建物を、ログハウスといいます。60㎡までの大きな空間をつくることが可能で、その空間に間仕切りを配置するため、デザイン性に優れていることが特徴です。地震で揺れると丸太が摩擦を起こして揺れを吸収するため、丸太自体が耐震装置として働きます。丸太を積み重ねた家であるため耐火性が気になりますが、丸太内部まで燃えるにはかなりの時間を要します。その間に避難や消火が可能なため「準耐火建築物」として認められており、市街地でも姿を見るようになりました。
使用する建材
丸太
メリット
- 丸太を使用することから調湿性・断熱性が高く、省エネ効果も期待できる
- 空間に間仕切りを配置する間取りのため、自由度が高い
デメリット
- 無垢材を使用するため、定期的に歪みを調整するなどメンテナンスが必要
- 直射日光や雨風から木材を守るため、定期的にコーティング塗料を塗る必要がある
- 基礎から上へと作業が進められるため、雨の被害に遭いやすい
2,000万円台で建てられる、
仙台で理想の家づくり
コストは抑えつつ、仙台の寒さでも快適に過ごせる家づくり。
Googleで「2000万円 注文住宅 仙台」と検索して表示される仙台市内に住宅展示場がある工務店のうち、長期優良住宅に対応している3社を紹介します。
ゼッチビルダー最高評価(※1)。
標準装備で全棟ZEHのコスパが良い家
ロゴスホーム
引用元:公式HP
https://www.logoshome.jp/tohoku/guuus/
- 太陽光パネルなど、全棟標準装備がZEH仕様
- 保証・アフターサービスが充実
公式HPで施工事例を見る
累計販売棟数2,000棟以上の
豊富な施工実績(※2)
コペルハウス
引用元:公式HP
https://coper-house.jp/
- 累計販売台数2,000棟以上の実績
- コンセプトにあわせて選べる4つの注文住宅
公式HPで施工事例を見る
セミオーダーの半注文住宅で
予算計画が立てやすい
株式会社伊藤建設
引用元:公式HP
https://www.arbos-house.com/
- セミオーダーの半注文住宅のため、追加費用の心配がない
- 全棟耐震等級3の家づくり
公式HPで施工事例を見る
Google検索で「2000万円 注文住宅 仙台」と検索して10ページ目までに表示される工務店・ハウスメーカー39社を調査し、下記条件を満たしている会社を紹介します。(2023年6月19日時点)
- 仙台市内にモデルハウスあるいは住宅展示場があること
- 長期優良住宅に対応していること
※1参照元:SII 一般社団法人 環境共創イニシアチブHP (https://sii.or.jp/zeh/builder/search?select=partial&library_name=&result_report=&evaluation%5B6%5D=6&mark_type=&house_type=%E6%96%B0%E7%AF%89%E6%B3%A8%E6%96%87%E4%BD%8F%E5%AE%85&area=%E5%AE%AE%E5%9F%8E%E7%9C%8C&x=143&y=23#search)
※2参照元:コペルハウスHP (https://coper-house.jp/company/)